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水漏れの原因と対処法|場所別に原因を徹底解説

  • 旭クリエート・バリュー
  • 5月12日
  • 読了時間: 17分




▶︎1. 水漏れの原因とは?基本的な知識とリスク



1.1 水漏れの主な原因とその影響

水漏れとひと口に言っても、発生する場所や原因はさまざまです。 ただ、原因をしっかり理解しておくと、早期に気づけて被害を最小限に抑えることができます


代表的な水漏れの原因は、大きく以下の5つに分けられます。

  • パッキンやナットの劣化・ゆるみ


  • 給水・排水管の破損や接続ミス


  • トイレや蛇口の内部パーツの故障


  • 排水詰まりによる逆流やオーバーフロー


  • 長年の使用による金属部品の腐食


たとえば、蛇口からポタポタと水が止まらない場合、原因の多くはパッキンの劣化ナットのゆるみです。 一方、床が湿っている場合には、配管からの漏れや、壁内の見えない場所で水がにじみ出している可能性も。


こんな失敗が多いです。

  1. 「まだ大丈夫」と放置してしまう  

    → 小さな水漏れも、放置すると壁や床を腐食させてしまうリスクがあります。


  2. 自己流で修理して状況を悪化させる  

    → 適切な工具や部品がないまま修理を試みて、逆に水漏れが広がるケースも。


  3. 漏れている箇所を見誤ってしまう  

    → 表面は乾いていても、内部で水が回っている場合もあるため、目視だけでは判断が難しいことも。


特に注意したいのが、配管や壁の中で起きる「見えない水漏れ」です。 これに気づかないまま時間が経つと、カビが発生したり、建材が腐ったりといった二次被害へと発展します。


毎日使っている蛇口やトイレが正常に見えても、長年の使用で内部のパーツが劣化していることがあります。 たとえば築15年以上の住宅では、パッキンの寿命切れによる水漏れが起こりやすくなります。


「目に見える水漏れだけが危険ではない」ということを意識しておくことが大事です。


1.2 放置するとどうなる?水漏れが引き起こす二次被害

水漏れを「少し水がにじんでいるだけ」と軽く見てしまう方は意外と多いです。 ですが、放置してしまうと次第に深刻な二次被害へとつながるケースが増えてしまいます。


水漏れを放置すると起こりやすい二次被害には、以下のようなものがあります。

  • 床材や壁材の腐食・変色


  • カビやダニの繁殖による健康被害


  • 電気配線への影響やショートのリスク


  • 下の階への漏水による損害賠償トラブル


  • 水道代の無駄な増加


たとえば、水が床下に染み込むとフローリング材がふやけたり、黒ずんだりしてしまいます。 さらに湿気がこもると、カビが繁殖しやすくなり、ぜんそくやアレルギーの原因にもなってしまうことがあります。


よくある注意点と失敗例はこちらです。

  1. 「拭けば大丈夫」と考えて根本原因を見逃す  

    → 水の出どころを特定しないまま掃除だけして済ませてしまうのはNGです。


  2. 見えない場所の水漏れに気づかない  

    → 床下や壁の中に染み込んだ水は、発見までに時間がかかることが多いです。


  3. 気づいた時には他の部屋まで被害が拡大していた  

    → 特にマンションでは、下の階への漏水によって賠償責任が発生する場合もあります。


たとえば、朝に洗濯機の周辺が湿っているのに気づいても、そのまま放置して出勤してしまう。 夜帰宅したときには水が床下にしみ込んで、カビ臭が残ってしまった…というパターンも少なくありません。


水漏れは、早期発見・早期対処が何より大事です。 小さな水滴でも、時間が経てば経つほど被害と修理費用が増えてしまうのが水漏れの怖いところです。



▶︎2. 蛇口・水栓からの水漏れ原因と対処法



2.1 蛇口の構造とよくある水漏れポイント

蛇口は毎日使う設備ですが、その構造は意外と複雑です。 部品の劣化や接続部分の緩みなど、わずかな異常でも水漏れに直結しやすいのが特徴です。


一般的な蛇口の構造には、以下のようなパーツがあります。

  • 本体(吐水口)


  • ハンドルやレバー(操作部分)


  • スピンドル(軸)


  • ケレップやカートリッジ(止水機能の部品)


  • パッキン類(ゴム製の密閉材)


水漏れが発生しやすい主なポイントはこの3か所です。

  1. 吐水口からポタポタ漏れる  

    → 原因:ケレップやパッキンの劣化。内部の密閉性が失われることで水が止まらなくなります。


  2. ハンドルの根元からジワジワにじむ  

    → 原因:スピンドル部分のパッキンのゆるみ。操作時に違和感を感じることもあります。


  3. 蛇口の根本や壁との接続部分から漏れる  

    → 原因:ナットのゆるみ、または接続不良。地震や衝撃などでもゆるみやすくなります。


こんな失敗が多いです。

  1. 「締めすぎれば止まる」と力任せに回してしまう  

    → ゴムパッキンが逆に変形し、水漏れが悪化することがあります。


  2. 型番の合わないパーツを使って交換してしまう  

    → 一見合っているようでも、わずかなズレで再び漏れ出すことがあります。


  3. 症状が軽いからと様子を見るだけにしてしまう  

    → 一度パッキンが劣化すると、漏れは徐々に悪化していきます。


たとえば、朝の洗面時に蛇口の先からポタポタと音がしていると、気になりますよね。 このまま放っておくと、1日で約2〜3リットルもの水が無駄になると言われています。


「蛇口のポタポタ」は、水漏れの初期症状であることがほとんどです。


2.2 シングルレバー・ハンドル式の違いと対処法

蛇口にはさまざまなタイプがありますが、特に多く使われているのが「シングルレバー式」と「ハンドル式」です。 それぞれ構造が異なるため、水漏れが起こりやすい箇所や修理の方法も変わってきます。


それぞれの特徴と水漏れの傾向を見ていきましょう。


シングルレバー式蛇口

レバー1本で水量と温度を調整するタイプで、キッチンや洗面所でよく使われています。


  • 【主な水漏れポイント】 

    ・レバー根元からのにじみ  

    ・吐水口からのポタポタ  

    ・カートリッジ内部の劣化


  • 【対処法】  

    ・レバーを取り外してカートリッジを交換  

    ・パッキンやOリングの劣化が原因ならそれも同時に交換するのがベスト


ハンドル式蛇口

お湯と水の2つのハンドルで調整するタイプ。トイレや古い住宅でよく見られます。


  • 【主な水漏れポイント】  

    ・ハンドルの根元からの水漏れ  

    ・吐水口からのしずく  

    ・ナットやスピンドル部のゆるみ


  • 【対処法】  

    ・ハンドルを外してケレップ(コマ)やパッキンを交換  

    ・ナットを締め直すことで改善されるケースもあります


こんな失敗が多いです。

  1. どちらの蛇口でも同じパーツが使えると思い込んでしまう  

    → カートリッジとケレップは全く異なる仕組みなので、間違えると無駄な出費に。


  2. 水道元栓を閉めずに作業してしまう  

    → 思わぬ水漏れやケガの原因になります。作業前には必ず止水を。


  3. メーカーや型番を確認せずに部品を購入する  

    → 微妙なサイズ違いで取り付けできなかったり、すぐに再発することもあります。


たとえば、洗面所で使っているシングルレバーの蛇口からにじみ出るような水漏れが起きたとします。 この場合、カートリッジの劣化が原因であることが多く、部品を交換することでしっかり改善できます。



「どのタイプの蛇口か」を確認するだけで、水漏れ対策はグッとやりやすくなります。


2.3 自分でできる応急処置と注意点

水漏れが起きたとき、すぐに業者を呼べないこともありますよね。 そんなときは、被害を広げないための応急処置が役立ちます


まず最初にやるべきことは、止水栓を閉めること。 水の流れを止めれば、床や壁への被害を防げます。


自分でできる応急処置としては、次のような方法があります。

  • タオルや雑巾で水を拭き取る  

    → 床に染み込む前に吸水し、カビや腐食を防ぎます


  • 漏れている部分に防水テープを巻く  

    → ホームセンターや100円ショップでも手に入る簡易的な処置


  • バケツや洗面器で水を受ける  

    → シンク下や蛇口の下で水をキャッチして床濡れを防止


注意したいポイントもいくつかあります。

  • テープを巻きすぎて余計に水の流れを変えてしまうこともある

  • 長期間の応急処置は逆効果になる場合がある

  • 漏れている部品を無理に外そうとすると破損の恐れがある


たとえば、夜間に蛇口の付け根から水がにじみ出た場合、まず止水し、水受け容器を置くだけでも被害を抑えられます。


応急処置は“応急”であり、根本的な解決にはなりません。



▶︎3. トイレ・洗面所の水漏れ原因と修理方法



3.1 トイレタンク内の部品劣化と水漏れ

トイレの水漏れは、タンク内部の部品劣化が原因で起きることが多いです。 目に見えにくいため気づきにくく、水道代が増えて初めて発覚するケースもあります。


特に劣化しやすいのが以下の部品です。

  • フロートバルブ(ゴム玉)  

    → 水をせき止める役割。ゴムが劣化すると水が止まらず流れ続けます


  • ボールタップ  

    → タンク内の水位を調整するパーツ。劣化で水が止まらなくなります


  • オーバーフロー管  

    → 水位の上限を超えると水が流れる管。破損すると水が漏れ続けます


こんな症状があれば注意が必要です。

  • トイレ使用後、ずっとチョロチョロと水音がする

  • タンクの水がなかなか溜まらない

  • 水が床にじわじわ染み出している


よくある注意点はこちらです。

  • 強くレバーを引きすぎてパーツがズレる

  • 劣化したゴム玉を放置して、水が止まらない状態が続く

  • 節水型トイレに合わないパーツを使って交換してしまう


たとえば、朝トイレを使ったあとも水が流れ続けていたら、フロートバルブの交換が必要かもしれません。


トイレの水漏れは静かに進行し、水道料金に大きく影響します。


3.2 洗面所の排水管・蛇口からの水漏れ

洗面所は、朝晩の身支度や手洗いなどで毎日使う場所です。 そのぶん、水漏れのトラブルも起きやすく、気づかず放置すると床材の腐食につながることもあります。


洗面所で水漏れが起こりやすい場所は以下の通りです。

  • 蛇口の根本や吐水口  

    → パッキンの劣化やナットのゆるみが原因


  • 排水管の接続部分  

    → ゆるみ・ひび割れ・パテの劣化などが主な原因


  • 排水ホースの付け根  

    → プラスチック製のため、年数が経つと破損することも


日常的によく見られる症状はこちらです。

  • 排水管の下が濡れている

  • 洗面台下の収納がカビ臭い

  • 洗面ボウル下に水たまりができている


こんな失敗には注意しましょう。

  • 収納棚の物が多く、水漏れに気づきにくい

  • 排水トラップのゆるみに気づかず使い続けてしまう

  • 異音や水の流れの悪さを軽視して放置する


たとえば、洗面所の下に収納しているタオルが湿っていたら、水漏れのサインかもしれません。

洗面所の水漏れは「湿気が多い場所だから仕方ない」と思わず、すぐ点検するのが大事です。


3.3 自分で修理できるケースと業者に依頼すべきケース

水漏れが起きたとき、「これって自分で直せるの?」と悩む方は多いです。 簡単な症状なら自力で対応できますが、見えない場所や部品交換が必要な場合はプロに頼るのが安全です。


まずは自分で対応できるケースを確認しましょう。

  • パッキンの交換  

    → 蛇口の根本や吐水口からのポタポタに有効


  • ナットの増し締め  

    → 洗面台下や排水管の接続部からの軽微な漏れ


  • シールテープ・防水テープによる一時補修  

    → 短期間の応急処置には有効です


一方、以下のような症状がある場合は業者への相談が必要です。

  • タンクや配管のひび割れ・腐食

  • 天井・壁・床下からの水染みやカビ臭

  • 部品交換が必要だが型番が不明なとき


こんな判断ミスに注意してください。

  • 簡単そうだからと分解して元に戻せなくなる

  • 応急処置だけで済ませてしまい、再発する

  • 原因を間違えて余計な箇所をいじってしまう


たとえば、シングルレバー蛇口のカートリッジ交換は、工具や型番の知識が必要なため専門業者に任せた方が安心です。


「自分でやるべきか、頼むべきか」の見極めが、被害を最小限に抑えるカギになります。



▶︎4. キッチン・浴室の水漏れ原因と対処法

4.1 キッチンシンク下の水漏れ原因と対処法

キッチンの水漏れで特に多いのが、シンク下の収納部分が濡れているというトラブルです。 調理中は気づきにくく、気づいたときには収納していた物がカビている…なんてことも。


主な水漏れの原因はこちらです。

  • 排水ホースのひび割れや外れ  

    → プラスチック製のホースは経年劣化で破損しやすい


  • 排水トラップのパッキン劣化  

    → 密閉性が失われ、ジワジワと漏れることがあります


  • 蛇口の接続部や給水管からのにじみ  

    → ナットのゆるみや防水テープの劣化が原因のことも


よくある症状やサインはこちら。

  • シンク下の底板が濡れている・膨らんでいる

  • 収納していた箱や食器が湿っていた

  • 排水時に「ポコポコ」と異音がする


こんなミスには注意しましょう。

  • 収納物が多く、水漏れに気づくのが遅れる

  • 排水ホースの接続を無理に押し込んで破損する

  • 見えない場所だからと油断して点検を怠る


たとえば、調味料を取り出したときにボトルの底が濡れていたら、水漏れの可能性を疑いましょう。

キッチンは日常的に水を使う場所だからこそ、ちょっとした異変にも早く気づくことが大切です。


4.2 浴室の蛇口・シャワーからの水漏れとその対処法

浴室の水回りは、湿気と水圧の影響で水漏れが起こりやすい場所です。 とくに蛇口やシャワーの接続部は、毎日使うことで劣化が進みやすくなります。


主な水漏れの原因は以下の通りです。

  • シャワーホースのひび割れやねじれ  

    → ゴムやビニール素材が劣化しやすい


  • 蛇口のパッキン劣化  

    → お湯・水の切り替え部分からにじみ出ることがあります


  • 接続ナットのゆるみ  

    → 握ったときにグラつく場合は注意が必要


浴室の水漏れでよく見られる症状はこちらです。

  • 蛇口を閉めたのにシャワーから水が滴り続ける

  • シャワーホースの根元から水が噴き出す

  • 水を使っていないのに床が濡れている


よくある注意点や失敗はこちら。

  • ホースを強く引っ張って破損させる

  • パッキン交換の際にサイズを間違える

  • 見た目ではわからない劣化を見落とす


たとえば、朝シャワーを浴びた後、数時間たっても蛇口の先から水が滴っていたら、パッキンの交換時期です。


浴室は湿気がこもりやすいため、水漏れを放置するとカビやヌメリの原因になります。


4.3 排水トラップ・ホースの劣化による水漏れ

排水トラップやホースは、水回り設備の中でも見えにくいけれど重要なパーツです。 劣化やひび割れが起きると、気づかないうちに水漏れが進行することがあります。


まず、排水トラップとは「排水管に設けられたS字型やU字型のパイプ」のことです。 臭いや虫の逆流を防ぐ役割がありますが、長年使うと部品の劣化や隙間が生じやすくなります。


主な水漏れの原因は以下の通りです。

  • トラップ部分のパッキンの劣化  

    → 長年の使用で密閉性が失われ、少しずつ水が漏れます


  • 排水ホースのひび割れや変形  

    → 高温や洗剤成分の影響で劣化が早まることも


  • ホースの接続ミスやズレ  

    → 掃除や引っ越しなどでホースが外れかけている場合もあります


症状のサインはこちらです。

  • シンクや洗面台の下に水たまりができる

  • 排水時に異音がする、悪臭がする

  • 床板が浮いてきたり、カビが発生する


注意したいポイントは以下の通りです。

  • トラップのパーツを分解して戻せなくなる

  • ホースを引っ張って接続部分を緩めてしまう

  • 市販の洗剤でパッキンを傷めてしまう


たとえば、排水時にポコポコ音がするようになったら、ホース内部の空気圧が異常になっている可能性があります。


排水まわりのトラブルは見逃しやすいので、定期的な点検とパーツ交換が肝心です。



▶︎5. 配管・壁内・床下からの見えない水漏れ

5.1 配管の老朽化や破損による水漏れ

水漏れの中でも特に厄介なのが、壁や床の中に埋まった配管のトラブルです。 表からは見えないため、発見が遅れやすく、気づいたときには大きな損害につながることも。


特に古い住宅や集合住宅で多く見られるのが、以下のような原因による水漏れです。

  • 金属配管のサビや腐食  

    → 長年使われた鉄管などは、内部から穴が開いて漏れます


  • 樹脂管の継ぎ目のゆるみ・ズレ  

    → 温度変化や振動で接続が緩むことがあります


  • 地震や地盤のゆがみによる破損  

    → 見えないところで管が割れることも


発見が遅れがちな症状はこちらです。

  • 床が常に湿っている、フローリングが浮いてきた

  • 壁紙が変色している

  • 水道代が急に上がったが心当たりがない


ありがちな失敗と注意点は次のとおりです。

  • 見える範囲に異常がないからと安心してしまう

  • 水漏れ箇所を誤認し、間違った修理を行う

  • 配管に手を加えてさらに悪化させてしまう


たとえば、リビングの一角の床が柔らかく沈むようになった場合、床下の配管から水が漏れている可能性があります。


配管の老朽化による水漏れは、発見が遅れるほど修繕費が高額になります。


5.2 壁内・床下の水漏れの兆候と発見方法

壁の中や床下で起こる水漏れは、表から見えにくいため気づきにくいのが厄介です。 しかし、早期発見できれば大規模な修理を避けられる可能性があります。


以下のような兆候があれば、水漏れを疑ってみましょう。


  • 壁紙が浮いてきたり、シミができている

  • 床がぶかぶかして沈む感触がある

  • カビ臭さや湿気が強く感じられる

  • 水を使っていないのに水道メーターが動いている


特に注意したいのは、水道メーターのチェックです。 誰も水を使っていない状態でメーターが回っていれば、見えない場所で水が流れ続けているサインです。


見逃しやすい注意点はこちら。

  • 「結露だろう」と思って壁のシミを軽視する

  • 臭いや音に慣れてしまい異常に気づかない

  • 家具に隠れていて湿気やシミを見落とす


こうした兆候がある場合、自分でできる対処には限界があります。 次のような確認方法もあります。

  • 壁や床を触って冷たく湿っていないかチェックする

  • 防水シートを敷いて、水がどこから出ているか確認する

  • メーターの動きを観察して水の使用状況を把握する


たとえば、押し入れの奥の壁にうっすらとシミができていた場合、壁内の配管から水がにじみ出している可能性があります。


見えない場所の水漏れも、日常の違和感が発見のカギです。


5.3 専門業者による調査と修理の重要性

水漏れは、軽度なものであれば自力で対応できますが、見えない場所や構造に関わるトラブルは専門業者に依頼するのが安心です。 誤った判断や修理は、かえって被害を拡大させてしまうこともあります。


専門業者に相談するメリットはこちらです。

  • 水漏れ箇所を的確に特定できる  

    → 赤外線カメラや水圧測定器などの専用機材を使用


  • 建物構造を理解したうえで適切に修理してくれる  

    → 壁や床を必要最小限だけ開けて修繕するケースも可能


  • 保険対応や書類の作成もスムーズ  

    → 被害が大きい場合の火災保険申請もスムーズに


よくあるトラブルと注意点は以下の通りです。

  • 自己判断で修理を続け、最終的に大規模な工事になる

  • 原因を間違えて見当違いの部品を交換してしまう

  • 漏水による損害賠償問題に発展してしまう(マンションなど)


判断の目安になるサインはこちらです。

  • 床や壁が複数箇所で湿っている

  • 水道代が明らかに高騰している

  • メーターが常に動いていて止まらない


たとえば、見た目では問題ないのにフローリングがふわふわする場合、床下の配管トラブルが潜んでいる可能性があります。


専門業者への早めの相談が、修理費用や被害の拡大を防ぐ最善策です。



▶︎6. まとめ:水漏れの原因を知り、早期対処で被害を最小限に

水漏れは、発生してから対処するよりも予防が何より大切です。 毎日少し意識を向けるだけで、大きなトラブルを防ぐことができます。


以下は、日常的に確認しておきたいチェックポイントです。

  • 蛇口の根本や吐水口に水滴が残っていないか  

    → ポタポタ漏れはパッキン劣化のサインです


  • 洗面台やシンク下に湿気やカビ臭がないか  

    → 湿気が強い場合は、どこかから水が漏れている可能性があります


  • 水道メーターの異常な動きがないか確認  

    → 水を使っていないときも回っていたら、水漏れの疑い大です


こんな工夫も有効です。

  • 週に一度は収納スペースの奥まで点検する

  • 夜間や外出前後にメーターをチェックして水の流れを把握する

  • 床や壁に違和感を感じたらすぐ記録・写真を取る


よくある見落としポイントは以下の通りです。

  • 配管まわりのホコリや汚れで水漏れに気づきにくい

  • 排水ホースやトラップの奥が見えず、放置してしまう

  • カビ臭さを「湿気のせい」と思い込んでしまう


たとえば、洗面台下の掃除中に床が少し湿っているのに気づいたら、その時点で異常を疑うのが大切です。


毎日の“ちょっとした点検”が、大きな水漏れを未然に防ぎます。



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